イギリスの人気テレビ司会者、アリソン・ハモンド(51歳)が約11ストーン(約70kg)もの減量を成し遂げた裏側には、ある大きな決断があった。それは、「伝統的な有酸素運動」を捨て、「レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)」にシフトしたことだ。

5年前に彼女の指導を始めた初代パーソナルトレーナーのエリス・ガトフィールド氏は語る。「彼女はランニングマシンのような、いわゆる有酸素運動がどうしても好きになれませんでした。だから、無理に走らせるのではなく、筋トレを通じて心拍数を上げる方法に切り替えたのです」。

代謝を底上げする「貯筋」の重要性

その後、フィットネスコーチのルイ・マンシーニ氏のもとで、アリソンはさらに本格的な「ワークアウト・スプリット(部位別トレーニング)」を取り入れた。週に1~2回の上半身トレーニングと、1~2回の脚・お尻のトレーニングを組み合わせることで、筋肉の成長を促しつつ、各部位をしっかり休ませる戦略だ。

この筋トレへの注力がいかに重要だったかについて、ルイ氏は次のように強調する。「筋肉量が増えれば基礎代謝(安静時に消費されるカロリー)が上がります。これが脂肪燃焼を助け、結果として可動域や心肺持久力の向上にもつながったのです」

セッションは常に高強度。重量で負荷をかけ、休憩時間を最小限に抑えることで、30分という短時間でも最大の効果を引き出した。

A quick caveat: sustainable weight loss isn’t driven by exercise or nutrition alone. Movement helps preserve muscle, support metabolic health and improve how your body uses energy, but what you eat still matters. The most effective approach combines smart training with nourishing, realistic nutrition habits you can maintain long term.

【実録】アリソン・ハモンドの上半身ワークアウト(30分)

アリソンが実際に行っているメニューを公開しよう。

1. ラットプルダウン(背中の広がり、姿勢改善)

  • 3セット(12回 / 10回 / 10回)
  • セット間の休憩:45〜60秒

2. ダンベル・ロウ(背中の中央、引き締め)

  • 3セット(各10回)
  • セット間の休憩:45〜60秒

3. シーテッド・ショルダープレス(肩のライン、小顔効果)

  • 3セット(12回 / 15回 / 30回)
  • セット間の休憩:45〜60秒

4. ダンベル・サイドレイズ:ドロップセット(二の腕・肩)

  • 3セットの「ドロップセット」を実施。
  • 1セットの内容:8kgで10回 → 6kgで12回 → 4kgで15回(※重さを変える間の休憩はなし)
  • ドロップセット間の休憩:45〜60秒

大切なのは「食事」とのバランス

ただし、持続可能な減量は運動だけで完結するものではない。運動は筋肉を維持し、代謝をサポートするが、何を食べるかという栄養面も極めて重要だ。スマートなトレーニングと、継続可能な健康的食習慣を組み合わせることこそが、アリソンが50代にして手に入れた「最高の自分」への近道だった。

現在のアリソンは、仕事の忙しさやエネルギーレベルに合わせて、週に2回から4回のセッションをこなしている。

「どれくらいの重さを扱うべきか?」という問いに対し、ルイ氏はこうアドバイスする。「正しいフォームを維持しつつ、最後の数回が『きつい』と感じる重量を選んでください。毎週少しずつ負荷を上げていく『漸進的過負荷』が、筋肉を成長させる唯一のルールです」

※この記事はイギリス版ウィメンズヘルスの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。